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  • 【不妊治療】29個採卵→6個凍結。「勝手に捨てられた!?」と勘違いした培養結果のリアル

    【不妊治療】29個採卵→6個凍結。「勝手に捨てられた!?」と勘違いした培養結果のリアル

    こんにちは、さりみです。

    採卵という大きな山場を越え、次に待っているのが運命の「培養結果(凍結結果)の発表」です。

    当時は不妊治療の仕組みをよく理解していなかった私。 医師から提示された数字を見て、「ほっとした気持ち」と「猛烈な疑問」が同時に押し寄せることになりました。

    今回は、我が家の採卵結果のリアルなデータと、知識がなかったからこそショックを受けた「培養の壁」についての体験談をお話しします!

    驚きの採卵数!医師から「優秀です」と言われた結果

    診察室に入り、医師から告げられた採卵数はなんと「29個」!

    30個近く採れるケースはかなり多い方らしく、医師からも「とても優秀な結果ですよ」と言っていただけました。

    「そんなにたくさん取れたんだ!」という驚きと同時に、まずはしっかり卵が育ってくれていたことにホッと一安心。ここまでは「大成功だ!」と胸を撫で下ろしていました。

    「26個受精」からの「6個凍結」の謎

    続いて受精結果の報告です。 29個のうち、なんと26個が正常受精してくれました。

    「26個も受精したんだ!すごい!」と心の中でガッツポーズをしたのも束の間、医師からこう告げられます。

    「今回、凍結できたのは6個ですね」

    ……ん??6個?? 頭の中に巨大なハテナが浮かびました。

    受精した26個に対して、「私たちに断りもなく、勝手に6個しか凍結してくれなかったの!?」と一瞬本気で思ってしまったのです(笑)。

    【解説】受精卵が全員「胚盤胞」になれるわけじゃない

    当時は「受精=そのまま凍結されて全員赤ちゃんになれる」と思い込んでいたのですが、医学的には全く違いました。

    受精した卵(受精卵)は、そこから数日間かけて細胞分裂を繰り返し、「胚盤胞(はいばんほう)」という状態まで成長して初めて凍結できます。

    一般的に、受精卵が胚盤胞まで育つ確率は約30〜50%程度と言われており、途中で成長が止まってしまう卵もたくさんあります。つまり、病院が勝手に捨てたわけではなく、「染色体などの力で、自力でたくましく育ち切ったエリートのタマゴが6個だった」ということなのです。

    知識がないと「減らされた!」とショックを受けますが、29個採卵から6個の良好な胚盤胞が凍結できたのは、客観的にもかなり恵まれた結果でした。

    「6個もあるなら余裕!」と思っていたあの頃

    仕組みを理解したあとは、

    「6個も凍結できたなら、6回も移植のチャンスがある!」 「もしかして6人も子どもを持てる可能性があるんじゃ…?(そんなに産まないけど!笑)」

    と、一気に希望で胸がいっぱいになりました。

    まさかこの後、「一度の移植失敗」という現実に直面し、タマゴ1個の重みを痛感することになるとは、この時の私はまだ知る由もありませんでした……。

    まとめ:数字の落差に落ち込まないで!

    初めての不妊治療では、採卵数から受精数、凍結数と数字がどんどん減っていくプロセスに心が追いつかないこともあります。

    でも、数が減るのは「質の良いタマゴを選別している証拠」です。

    これから培養結果を聞く方は、どうか数字の減りにショックを受けすぎず、残ってくれた力強いタマゴたちを信じてあげてくださいね!

    次回は、いよいよ「移植日」のお話へ進みたいと思います。

  • 【不妊治療】全身麻酔で挑んだ採卵当日。麻酔の痛み、一瞬の失神、そして1人焼肉へ

    【不妊治療】全身麻酔で挑んだ採卵当日。麻酔の痛み、一瞬の失神、そして1人焼肉へ

    こんにちは、さりみです。

    自己注射の日々を乗り越え、ついに迎えた「採卵当日」。 不妊治療の中でも、身体的・精神的に大きな山場となるのがこの日ですよね。

    「この日は午前中で処置が終わる」と聞いてはいたものの、万が一に備えて念のため1日有休を取得して挑みました。

    今回は、私が体験した初めての全身麻酔での採卵当日のリアルな流れと、その後の意外な過ごし方をありのままに記録します!

    初めての全身麻酔と、静かな待機時間

    私にとって、これが人生で初めての全身麻酔。 「どんな感じなんだろう?」という独特のドキドキ感と少しの不安はありつつも、パニックになるような猛烈な恐怖感はありませんでした。

    クリニックに到着後、まずは採血を行い、緊張を和らげるための安定剤が入った点滴を打って静かに待機します。点滴が体に入っていくにつれて、少しずつ腹をくくっていく感覚がありました。

    「痛い痛い…」からの失神!体感一瞬だった処置室

    順番が来て手術室に入り、処置台に横になると、すぐに腕につないでいた点滴から麻酔へと取り替えられました。

    「それでは麻酔入りますね〜」の声とともに、薬が静脈に流れ込んできます。 実はこの時、麻酔が流れ込んでくる瞬間がかなり痛かったんです。

    「あ、痛い、痛い……!」

    と心の中で思っている間に、急速に視界が暗くなっていきました。 うっすらと「股のあたりがなんとなく痛い……?」と感じているうちに意識が途絶え、気づいたときにはすべての処置が終わっていました。

    後から聞くと、処置自体は20分程度だったそうですが、私自身の体感は本当に「一瞬」でした。

    車椅子での移動と、水分補給タイム

    次に意識がはっきりしてきたとき、私はなぜか車椅子に乗せられ、休憩室(リカバリールーム)にいました。

    どうやら麻酔から醒めかけた状態の私が、自分で車椅子に乗り移って移動させてもらっていたようです。そのあたりの記憶は完全に曖昧で、「私、ちゃんと自分で動いてたんだなあ…」と後から不思議な気持ちになりました。

    休憩室に入ってからは、渡された水をしっかり飲み、自力で排尿があるまでそのまま部屋でじっと待ちます。無事に排尿が確認できたら、この日の医療処置はすべて終了です。

    会計後のヒヤヒヤと、頑張った自分への「ご褒美ランチ」

    会計を済ませたあと、突然猛烈に排便したくなりトイレへ駆け込みました。 そういえば、ここ数日便秘気味だったことを思い出したのですが……「実は、これを放置していたことを後から激しく後悔する」ことになります。(※これについては長くなるので、また別の記事で詳しく書きますね!)

    さて、この日は夫が仕事だったため、病院を出たあとは完全な自由時間。

    採卵という大きな試練を乗り越え、お腹もペコペコ。 無事に終わった解放感と自分への労いを込めて、そのまま「ちょっと良い焼肉屋さん」へ直行し、豪勢に1人焼肉ランチを楽しんできました!

    当日を振り返って

    当日は体力をかなり使うので、午前中で終わる予定であっても、有休を全休で取っておいて本当に正解だったなと思います。

    麻酔が入るときの痛さや目覚めた直後のぼんやり感はありますが、麻酔のおかげで採卵自体の恐怖や痛みは最小限で済みました。

    これから採卵を迎える方は、ぜひ当日の午後に「自分へのご褒美(美味しいランチやスイーツなど)」を用意して挑んでみてくださいね!

    次回は、いよいよ運命の「採卵結果発表(培養結果)」について書こうと思います。

  • 【自己注射の限界】手が震えて打てなくなった夜。仕事と不妊治療、執念のスケジュール管理

    【自己注射の限界】手が震えて打てなくなった夜。仕事と不妊治療、執念のスケジュール管理

    【決断後】ノンストップで始まる「誘発」の日々

    体外受精(IVF)はざっくり分けて

    卵子を体内で大きくたくさん育て、採卵→顕微授精(培養士さんの腕の見せどころ)と並行して、こちらは子宮内膜をフカフカに育てる→移植、着床を待つ

    という3ステップです。

    まずはプリプリの卵子をたくさん育てるべく、内服薬と自己注射の日々が始まります。

    内服薬に関してはピルみたいなもので、毎日決まった時間に服用し、飲み忘れNGなんですが、これが仕事をしているとけっこう難しい。会議やなんやかやしていると、薬なんて飲んでいる暇がなかったりします。

    私も何度も飲み飛ばしてしまい、慌てて数時間後に飲むけど「大丈夫かな?」と不安になる日々を過ごしました。

    【修羅場】「手が止まる」自己注射の洗礼。3000円をケチった後悔

    クリニックではペン型の注射も用意があると言われましたが1本3000円ほど費用が高く、打てるなら注射器にしておけば?と提案され、まずは普通の注射器で処方を受けました。

    ​初めての自己注射。挿したあと、薬が入っていく時が思ったより痛く、緊張も相まって終えた後はどっと疲れ、ソファにもたれました。ちなみに私はもともと注射が苦手で、採血などは針を挿してるところは見れないタイプです。

    そこから3日ほど頑張りましたが、4日目でついに打てなくなりました。何度やっても針が入っていかない…。お腹に失敗した針の跡が赤く何個もついているのを見て、その日は泣く泣く諦めました。恐らく、痛みを身体が覚えてしまい無意識に針を挿す手が皮膚の上で止まってしまうのです。

    翌日がクリニックの受診日だったので、上手く注射できなくなってしまったと相談し、ペン型の注射器に変えたいと申し出ました。

    看護婦さんが「挿す時にお肉を多くつまみすぎて、厚くなってるのかも?」とアドバイスをくれましたが、もうあの注射にもう一度トライする気にはなりませんでした。

    ペン型の注射器に変えたら楽なこと!!チクッとした痛みは多少ありますが、通常の注射器に比べたら雲泥の差…!最初からこっちにしておけばよかった。

    【仕事との戦い】人事の意地。面接の合間に「ダミー予定」で通院する日々

    この期間は、卵胞の育ち具合で「明後日来てください」などと急に言われます。

    ​私の仕事は人事職なので毎日数件の面接が入っていました。守秘義務の会話も多く、フルリモートとはいえカフェ等、外出先で面接や会議はできません。治療のために通院するときはそういった予定を組まれないよう昼休み、時間休、ダミー予定などを使って予定が重ならないよう「綱渡り」の毎日でした。

    しかし、さすがに黙っているにも限界がきて、私の場合はスケジュール調整してくれている仲の良いスタッフにだけ治療中であることを打ち明けました。
    カレンダーがブロックされているところはそういうことだから…と。

    なんと奇遇にもそのスタッフも不妊治療の経験があり、二つ返事で色々と協力してくれることに。とても有り難く、心強かったです。

     PCを持ち歩いて待合室で仕事をしている人は私以外にも毎回見かけました。その度に心の中で「同志よ・・・」と話しかけていました笑。
    本当につくづく、仕事と治療の両立の難易度は高いと思います。

    【体調の変化】ホットフラッシュ、倦怠感…地味につらいホルモン治療の副作用

    あまり無いようですが、私はホルモン剤の副作用からか発熱しました。顔がポッポッと火照って、とにかく身体がだるい。風邪の発熱のように頭が重くて、座っているのがやっと。調べると、更年期の時の症状、ホットフラッシュ(※急に顔が熱くなったり、のぼせたりする症状のこと)が1番近い感じがしました。
    後に妊娠した時も常に37.5以上体温があったので、私はホルモン変化で発熱する体質のようです。

    体調不良、注射の痛みと恐怖、仕事していようが何だろうが飲み忘れることができない薬たち、ほぼ毎回数万円の会計…思い返しても採卵期間が1番しんどい。

    クリニックでのエコーで、順調に卵子が大きくなっていることだけが救いでした。

    【決断】「もう二度とやりたくない」夫に告げた最後の覚悟

    予想より卵の育ちが良く、採卵日は見立てより少し早まることになりました。指定された日は既に大事な仕事の会議が入っていました。

    先生に「もうその日は動かせない仕事が…」と伝えると、「困ったなぁ」と少し迷惑そうなリアクション。結局、そこから2日後で採卵手術の日取りを調整することができましたが、こちらも常に急なスケジュール調整を強いられ、尚且つ「育ち過ぎも良くない」空気を出されながら再調整をされたので不安も重なりモヤモヤ。

    帰宅後、夫に採卵日が決まったことを伝えながら、ついに最初の難関もいよいよ山場だなぁと考えていました。

    もし、今回のIVFで妊娠が叶わなかったら、私はもう一度この採卵のタームをやり直せるか…?と問うと、その時の心情はNO。

    なので夫には、もう二度とこれはやりたくないので、もしこれで恵まれなかったら治療は諦めよう、ということまで伝えました。

    ​次回、「全身麻酔の採卵当日」へ続く!